昔の話☆ 言葉の峠を越えて

こんにちは、Qです。


最近、昔話を私によくしてくれるんです。

え?誰がって?

Lちゃん、2歳児クラスの女の子が、です。


「Lちゃんさぁ、パパとママと赤ちゃんのとき、お祭りにいったことあるんだよねぇ、

 昔の話なんだけどさぁ」


「へぇー!そうなんだ!それはさぞ楽しかったんだろうね!」

野暮なことはいいっこなしです。

本人は至って真面目。

斜め上を向いて、遠い目をして語っているのですから。


あるときなんかは、「赤ちゃんのとき」が「ママのお腹の中にいるとき」となることも

しばしばで。


しかし、あるとき昔語りの一節に


 「そのとき、まだお話できなかったんだよねー


というセンテンスを耳にしたとき、

悟ったんです、私。

なるほど!と。


例え2歳児さんであろうとなかろうと、

「お話のできる自分」と「まだお話すらできない自分」の間には

それはそれは大きな隔たり、隔世の感があるんだなー、って。


その当時の自分が「お話できなかった」という自覚が、

確かにLちゃんの中にあったんだとしたら、

その【話せない→話せる】という差は天地の差。

その成長の段階、【言葉の峠】を越えてきた彼女にとって、

赤ちゃん(=話せない)の頃の自分はまさに


 昔の自分


その昔の自分が登場する話、よってそれは「昔話」なんだと。


さて、今日はLちゃんからどんな昔話を聞かせてもらえるのでしょうか。

楽しみです。


ではまた、次回お会いしましょう!お元気で!

ケンパ井の頭 Q

ケンパ・ラーニング・コミュニティ協会リクルートページ 先輩保育士たちのブログ掲載中!

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