線路は続くよ☆
こんにちは、Qです。
保育士歴0年の私が偉そうに言うのもなんですが、
保育環境というものは、子どもの発達の様子に合わせて変化させていく、
いわば生き物のようなものなんです。
というわけで、1,2歳児の乳児クラスも発達の様子を見ながらちょくちょく
環境をいじって試行錯誤を繰り返すわけでして。
まさにトライ&エラー。
失敗しても変えていけばいいじゃない。人間だもの。
アップデートは人の本質、止まったらそこが成長の終着点
と、誰かが言ったとか言わないとかはさておき。
要は、保育環境をまた少しいじったので、その一端のご紹介です。
より背の低い棚を増やしたりもしてレイアウト変更を行い、
・見通しの良さ
・動線の安全性確保
・トイレトレーニングのしやすさ
・子どもの人数増への対応
・アレルギーの子へのケア強化
といった課題への対応を実現いたしました。
しかし、この「背の低い棚」。
難点の1つに「子どもがよじ登る」んです。
新たなに発生したこの課題。
そこで、ここからが本題。
今回はこの2次的に発生した課題への対応をご紹介します。
(導入がちょい長かったですね。この反省は次回に活かせれば。)
背の低い棚自体は非常に有効な環境なのです。
しかし、低いがゆえに、子どもが登る。
登るのは危ないからやめさせたい。
かといって、まさか有刺鉄線で囲むわけにもいきません。
そこで、今回の対応策は、コチラ。
(以下、3枚の写真をご覧ください。)
「線路は続くよどこまでも」
そうなんです。
わりとありがちな策ではありますが、
登って欲しくない棚の上に「線路」の絵をぺらっと貼ることで、
当然そこはひとつの遊び場、プレイフィールドに早変わり。
登らなくなるだけでなく、子どもたちが電車を走らせて楽しめるように
いたしました。
また、この浮島型の棚は、周りを走り回るリスクもあったのですが、
これにより、棚の周りをみんながわきあいあいと楽しく遊べる周回場へと
たちまち変貌させることにもなったんです。
効果のほどは…。
てきめんでした。
写真にもあるように、ものの数秒で、電車を走らせる子どもたちが1人増え2人増え、
たちまち多くの子どもが寄り集まって一緒に楽しそうに遊ぶ姿が!
そして、写真にはありませんが、この後遊びにきた延長組の幼児さんたちも
またたくまにこの輪に取り込まれて遊んでいたのには、その効果の大きさに、
ちょっと驚かされました。
恐るべし、線路パワー。
「登らないで!」「危ないよ!」という注意型からのアプローチではなく、
視点をちょっと変えて、こんな形でリスクの解消を図れたら、やっぱりそっちの方が
ステキですよね。
全てが全てこういったアプローチで解消できるものばかりではありませんが、
できるところはこういった方向性で課題やリスクを解消していきたいものです。
ではまた、次回お会いしましょう!お元気で!
ケンパ井の頭 Q
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