クリスマスツリー☆季節のクラフト

のりでペタペタ貼りつけています。

つまり真剣そのもの。

画用紙の持ち方千切り方を手取り足取り。

それでも力が足りない子には、少し裂け目を入れてあげたり、と。

できない、前提で。できそう、なレベルの内容を。

簡単すぎず難しすぎず、という設定ってなかなかどうして加減が難しいです。

しかも一人一人でこれまた発達状況が異なりますからね。

と、

そんななか、てきぱきテキパキ、手際よく

「つぎはこれやるのー？」

「これはこうすればいいのー？」

と、理解もはやく手もはやいＸくん。

ぺた、ぺた、、ぺた…

自分でちぎった画用紙を次から次へと貼っていきます。

「これも貼っていい？」

ええ、ええ。

自分がちぎった画用紙ですから、なんぼでも貼ってくださいな。

「せんせい」

「なぁに？」

と、

残りわずかな画用紙を前に、声を掛けてきたＸくん。

「これ、ぜんぶ貼ったら、せんせいよろこぶー？」

⁉

…思わず苦笑しながらも、

「もう、めちゃくちゃよろこぶよー！貼って貼って！」

とうながす私。

そんなこと考えながらクラフトしてたのねＸくん。

無邪気にクラフトしているようで、

その実その空間を俯瞰・掌握しながら状況をコントロールしているＸくん。

そんな彼の笑顔をみるにつけ、

Ｘくんのてのひらでころがされている私は、

妙に感心しながら笑顔を返すばかりでした。

ではまた、次回お会いしましょう！お元気で！

ケンパ井の頭　Ｑ