勘違い☆

こんにちは、Qです。


子どもたちの好きな絵本の中に


  かんちがい (絵本アフリカのどうぶつたち第3集・草原のなかま)


というものがあります。


サイとゾウが…(ハッ!)いえいえ決してネタバレはしないので、ご安心を。



とにかく、

勘違い、って

1つタイミングを誤ると、弁解しづらく脱力してしまう状況に

追い込まれてしまうリスクをはらんでいますよね。

ヘタしたら詰むことも。


ある土曜保育の夕方、

Aくんのパパがお迎えにいらっしゃいまして。

Aくん、その日の夕方は、床に寝そべって、大好きな車を眺めたりまったり走らせたりと

それはまぁゆったりマイペースで寛いでいたんですね、一人で。


一人で、というのはもう言葉のまま。その時間帯は友だちや保育者とも絡まず、です。


「Aくん、お迎えだよー」と声を掛けても暫く寝そべった体制を微動だにせず。

「Aくん、お迎え、誰だと思う?」

Aくんの気を引こうと、さりげなく問いかけますと、

Aくんそこでノソっと立ち上がり保育室の扉に近づいてくると、そっと玄関の方角を

覗き込みまして。

お迎えがパパだとわかったとたん、声を上げ大号泣し始めました。


?!

!?


(Aくん、及びご家族の名誉のため、補足いたしますと、Aくんとお父様、

普段はとっても仲睦まじいご関係を構築していらっしゃいます。)


Aくん、

おそらく

その日はママの気分でいらしただけと推察いたします。


つい私もAくんを抱き上げて、お父様のもとにお連れしたのですが、

おそらく

お父様としては、

「その瞬間までAくんが私Qと一緒に和気あいあいと遊んでいたところからの号泣」

と状況把握をされたようです。

「おまえはそんなに、オレよりQ先生の方がいいのかよ!」

と、困惑顔のお父様、少し悲哀のこもった言葉でAくんに問いかけたのです。


…繰り返しますが、その時間帯、私Qは、Aくんとは1ミリも一緒に遊んでおりません。


とはいえ、

「いえいえ、お父様、誤解です。それは勘違いというもの。

 この瞬間を迎えるまでの時間、私、Aくんとは全然一切遊んでいなかったんですよー」

と、悲痛な面持ちのお父様に対し、わざわざ否定するのも逆効果になるリスクもあり。


結果、特に気の利いたことも言えないまま、Aくん親子の背中を見送ることしか

できなかった当時の自分の未熟さを痛感せざるを得ませんでした。


後日、Aくんのそうした際の切替え方法をいろいろ学んでいくわけですが、

それはまたのお話で。


ではまた、次回お会いしましょう!お元気で!

ケンパ井の頭 Q

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