西暦2034年…
こんにちは、Qです。
ケンパ井の頭の園舎は、エントランスを中心に、
幼児棟と乳児棟が左右に展開する造りになっています。
そのエントランス。
ここは構造上、乳児の先生と幼児さんが交わる数少ないポイントの一つでもあります。
乳児担任になって早1ヶ月、人事異動という大人の事情に疎い幼児さんでも、
だんだん察しがついてくる今日この頃。
「Q先生って最近、全然こっち来ないよねー、なんで?一緒に遊びたいのにー」
「そうそう、つまんない。乳児さんのとこばっかりでさー」
と、
幼児さんからのありがたい言葉をいただくこともあれば、
「僕たちFLOWER組(5歳児クラス)さんが小学校に行ったらまた幼児さんに帰ってきて、
SUN組(4歳児クラス)さんが小学校に行ったらまた乳児さんに行くんじゃない?」
という、とんでもな未来予想図をほうりこんでくる幼児さんもいて、
エントランスは、さながら様々なドラマが行き交うジャンクションなのです。
今日も幼児クラスのKちゃんが、私との遭遇を千載一遇とばかりに、
「Kちゃんね、大人になったらなりたいものがあるの!」
と、それはそれはキラキラっとした瞳で私をはっしとつかまえ、
「Kちゃんね、キョウリュウになるの!」
「ブラックティラノ!ブラックティラノサウルスだよ!」
「流れ星にね、おねがいしたんだ!」
「ママも乗せてあげるの!」
「今は(ママに)乗せてもらってるけど!」
と、矢継ぎ早にまくしたてるのでした。
「それはかっこいいね!(ママがどう思うかはさておき)なれるといいね!ステキ!」
と、脊髄反射で幼児さんの夢を全肯定してしまう私。
…西暦2034年※、
(令和16年…合ってる?)
突如現れた
黒く禍々しい獣脚類恐竜が雄叫びをあげ、
首都圏民大東京が暴虐の限りに蹂躙されようとも、
私は笑顔で彼女に踏み潰されることでしょう。
きっと彼女の肩に乗ったお母さんも微笑んでいるはずですから。
そんな覚悟をあっさり決めた、ある夏日の昼下がりでした^^
ではまた、次回お会いしましょう!お元気で!
ケンパ井の頭 Q
※民法が変わってなければ、確か18歳が大人ですよね
あと、写真はイメージです。本ブログとは一切関係ありません!
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